聞いてください♪
結婚式の費用が思ってたよりも50万円以上も安くなりそうなんです♪
費用はできるだけ抑えたいですって頑張って交渉した成果ですよ♪
それはよかったですね!
ちなみにどこの結婚式場で何名ぐらい招待する予定で、見積もり金額はいくらだったんですか??
えっと、E社の結婚式場で60名で220万円でした。
E社が60名で220万円。。
ちょっと安すぎですね。
しかもそこの結婚式場は契約後に金額が跳ね上がることで有名ですよ。
ちなみに乾杯酒が見積もりに入ってるか確認しましたか?
え~・・入ってるはずですけど。。
フリードリンクとウェルカムドリンクっていう項目があるから。。
フリードリンクというのは、披露宴の食事の時の飲み物で、ウェルカムドリンクは挙式までに待つ間にゲストに飲んでもらう飲み物なんです。
だから、乾杯酒ではないんです。
というのことは・・やっぱり乾杯酒はどうやら無いんですね。。。
E社は乾杯酒を含めないことがよくあるんですよ。
フリードリンクのビールを乾杯酒の代わりとして使おうという方針みたいで、あえて乾杯酒については何も教えてくれないことがあります。
え~!
そ、そんな~!!!!
社長さんがたくさん来るって言ったのに、ビールじゃケチったみたいになるじゃないですか!
そうなんです。
私の知人もそこの系列の式場で、『8割ぐらいのカップルはビールで乾杯する』って言われたらしいですが、それはその結婚式場のグループ式場だけの常識ですね。
他の結婚式場だとビールで乾杯なんてすすめられないです。
ど、どうしたらいいですか。。
その場で即決したら割引が大きいからとめっちゃ説得されたんで契約しちゃったんです。。
残念だけど、どうしようもないですね。
乾杯酒は安いものでも1本8000円~1万円前後します。
1本で6名分ぐらいですから、60名だと10本必要なんで、乾杯酒だけで8~10万円は上がりますね。
良識的な結婚式場ならどんなゲストが集まるのかをヒアリングして、乾杯酒の説明を行ったうえで、『要らない』と明言されない限りは見積もりに含めるのが誠実な対応です。
今回は、結婚式の乾杯酒について説明しましょう。
何の説明もなく乾杯酒を見積もりに入れない結婚式場は不誠実
乾杯酒の説明を新郎新婦に黙っている式場もある
結婚式場によっては見積を低く見せるために乾杯酒を入れないところもあります。
そして、契約後にシレっと『乾杯酒はどうしますか?』などと尋ねて、そこで説明されて初めて乾杯酒を入れた方が良いと気づくパターンを狙って、『カップルが希望して乾杯酒を追加した』と言う形を取る式場があります。
でも、乾杯酒は『契約後』ではなく、『契約前』に説明するのが良心的で誠実な式場です。
結婚式については、業界とお客様で情報格差が大きい上に何度も行うものではないので経験知が貯まりにくく、同じ過ちを繰り返してショックを受けるカップルがとても多いビジネスです。
乾杯酒についても、特に質問されなかったから答えなかったと言い、契約後に問い詰められると『乾杯はビールで行う人も多い』などと言う式場があれば信用しない方がいいでしょう。
結婚式の乾杯は、ほとんどが『シャンパン』か『スパークリングワイン』と思ってください。
30代以上のカップルの結婚式でゲストに経営者が多い時はビールはありえない
ゲストで経営者や年配の方、舌の肥えた方が多い場合にはビールはありえないと思ってください。
特に30代以上にもなると、『大人としてのふるまい』も見られるのでここでビールを出すとケチった印象が残って、後々まで語り継がれてしまいます。
飲み物で何をお出しするかは、ゲストへのおもてなしでとても大切なポイントです。
30代は20代と違って、しっかりとした大人のふるまいをゲストからも期待されています。
また、経営者や年配の方が参列される場合は、これまでいくつもの結婚式へ参列した経験があるため、口には出さなくても必ず他の結婚式と比較されます。
そのため、結婚式の乾杯でビールが出されると失笑されることは間違いありません。
恥をかきたくないならシャンパンかスパークリングワインのどちらかにしましょう。
結婚式の乾杯酒は、シャンパンかスパークリングワインがベスト!
では、そこまでこだわる乾杯酒は、何にすべきか?
結論はシャンパンかスパークリングワインのどちらかです。
まずは、シャンパンとスパークリングワインの違いを紹介します。
フランスの法律で規定されており、フランスのシャンパーニュ地方でつくられていることが原則で、ぶどうの品種は、ピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネだけが認められています。そして製法は、シャンパーニュ方式と呼ばれる瓶内で発酵させる自然な醸造法でつくられることが決められています。
発泡性ワインの総称で、製法はシャンパンと同じです。
ただ、産地やぶどうの品種などがシャンパンほど厳しくなく、比較的リーズナブルになっています。
参考:【今さら聞けない】「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違い
結婚式の乾杯酒でシャンパンかスパークリングワインが使われる理由
欧米ではお祝い事のたびにシャンパンを空けるのが一般的で、日本の結婚式でもそれを真似して定番化したというのが大きな理由ではあります。
その他に縁起かつぎとして、炭酸の弾ける音が、『パチパチ』となるので、祝福されている時の拍手の音のようだからブライダル業界では、その音を『天使の拍手』とよんだり、シャンパンやスパークリングワインの泡を星に例えて、『星を飲む』と言うこともあります。
その他にも、泡がグラスの底から水面に向けて絶えず立ち昇り続ける様子から、「絶えない幸せが湧き続ける」とも表現されています。
それだったら炭酸水なら何でもいいんじゃないかと思いがちですよね。
でも、ビールは皆でワイワイガヤガヤ楽しく飲むシチュエーションで使われることが多く宴会酒のカラーが強く誰かを祝福する特別な場としての祝福の酒にはあまり合いません。
しかも音が『シュワシュワ~』ですからね(笑)
でも、こじつけもバカにはできません。
結婚式は一生に一度の幸せなイベントですから、縁起を担いだり、意味を持たせることはとても大切です。
実際に、結納で使う8品目は縁起物の集まりですからね。
シャンパンとスパークリングワインの価格
では、そんな縁起物のシャンパンとスパークリングワインの価格はいくらか見てみましょう。
シャンパン:1万円~上限無し
スパークリングワイン:5,000~15,000円
これは、結婚式場で提供される価格です。
市場価格は、この価格の3分の1以下と思ってください。
その差額は、結婚式場の利益です。
およそ1本で6~8名飲めますので、もし見積もりに含まれていなければ
この分だけ、追加料金が発生すると思ってください。
シャンパンやスパークリングワインの持ち込みができない式場もある
シャンパンやスパークリングワインは、結婚式場にとっては貴重な収益源です。
そのため、持ち込みができない式場もあります。
もし、どうしても結婚式のためにフランスから特注のシャンパンを使いたい、イタリアから特注のスパークリングワインを取り寄せたい、などこだわりがある場合は、必ず乾杯酒を持ち込めるかを契約前にしっかりと確認して、証拠も取っておきましょう。
口約束だと後で反故されたり、そんなこと言ってないと言われる可能性もあります。
結婚式の乾杯酒がビールだった時のゲストの口コミ
結婚式は、シャンパンかスパークリングワインがおすすめと言いましたが、炭酸水ならなんでも良さそうと思った方、特にビールでも悪くないと思った方は、乾杯酒がビールだった時のゲストの口コミもちゃんと確認してから決めてください。
正直、乾杯用のドリンクなし(宴中のドリンクと同じもので乾杯する)の披露宴に出席したことがないです。
乾杯用ドリンクはやはり必要ではないかと思います。
引用:みんなのウェディング
シャンパンやスパークリング以外だと場馴れしている人などは費用を抑えた事が分かってしまうと思います。
引用:みんなのウェディング
ちょっとどうかな?と思ってしまいます。
特に結婚式を挙げたことのある人なら、特に予算を削ったことが分かるので
は・・・
引用:乾杯がビールでも
安っぽく感じてしまう気がします。
以前そういう披露宴に出たことがありますが、やはり「削ったなあ」と思って
しまいました。
最初が肝心といいますが、そこで「あれ?」と思ってしまうと、全体的に削っ
てるような気がしてしまうから不思議です。
引用:乾杯がビールでも
総じて見ると、『ケチった感』がしっかりと伝わってしまうことが分かるかと思います。
結婚式は、カップル自身の夢の実現と祝福してくれるゲストへのおもてなし、という両面があります。
そのため、ケチった感が出るのはおもてなしとしては致命的です。
コストを下げたいという理由で結婚式の乾杯酒を削るのはゲストへの失礼に当たる
結婚式の費用を下げたいという理由で乾杯酒を削ってビールなどフリードリンクで対応していながら、新婦さんが豪華なドレスを着ていると、予算の配分を自分中心にして、ゲストをないがしろにしたと伝わってしまいます。
それは、ゲストに対して失礼にあたります。
結婚式の場では、自分の着たいドレスが着られることで満足でしょうが、長期的な目で見ると、ゲストからの信頼を失ってしまいます。
だから、乾杯酒は『たかが乾杯酒、されど乾杯酒』です。
シャンパンかスパークリングワインにしましょう。
結婚式の乾杯酒でビールを利用しても問題ない時は?
でも、結婚式の乾杯酒をビールで行ってもあまり失礼にあたらないこともあります。
そういう場合を紹介します。
あらかじめ地味婚を宣言している場合
あらかじめ結婚式の料金を抑える地味婚を行うことを宣言して、ご自身も派手なドレスではなく、普通のウェディングドレスとお色直しを無しにしている場合には、乾杯酒を削っても大きな失礼にはあたりません。
ビールの会社で勤めているカップル
結婚式を挙げる2人、もしくはどちらか一方がビールの会社に勤めているなら、むしろ積極的に銘柄を指定したビールにすべきです。
ゲストももちろん理解してくれますので、失礼と思われることは無いでしょう。
ビール通のカップル
自他ともに認めるビール通でビールマニアのカップルなら、ビールで乾杯もありです。
ただし、お二人がビール好きなことが二人の間でしか知られていないのなら、結婚式で配布する二人のプロフィールに『好きなもの:ビール!』と大きく書いておく方が無難です。
プロフィールにデカデカとビール好きを主張されたら、ゲストも納得します。
20代でカジュアルな結婚式を望んでいる場合
儀式的な厳粛な感じよりもみんなでワイワイ騒いで楽しみたいというカジュアルで宴会のような結婚式を望んでいるなら、ビールでもOKです。
20代で、と書きましたが、ある一定の年齢を過ぎると落ち着いた対応を期待されるゲストもいます。
そのため、30代以上でカジュアルで宴会のような結婚式を行う場合は、あらかじめゲストにその旨を伝えておいた方が良いでしょう。
お酒が飲めないカップルはどうする?
もし、お酒が飲めないカップルならお二人だけ炭酸水にして、ゲストはシャンパンかスパークリングワインがベストです。
できれば、お二人にそそぐ炭酸水はコーラのように着色の濃いものよりもジンジャエールやソーダ水などの方がゲストと統一性が出て、写真映えもするのでおすすめです。
お酒が飲めないのに無理にシャンパンやスパークリングワインにする必要はありません。
お二人は炭酸水などにしておきましょう。
まとめ:結婚式の見積もりで乾杯酒は必ずチェックしよう!
結婚式の見積もりでは、乾杯酒については、必ずチェックしましょう。
結婚式の飲み物は大きく3種類あります。
ウェルカムドリンク:ゲストにお待ちいただく際に飲んで頂く飲み物
フリードリンク:披露宴で料理を食べながら飲む物
この3つは、しっかりと見積もりに含まれているべきです。
でも、見積もり金額を低く見せたいという不誠実な結婚式場は、あえて説明せず、乾杯酒を省いて、
今、この場で契約すれば割引特典がたくさんあります!
今日しか割引は適用できませんよ!
と、強引に契約を迫って契約させた後に次々とオプションを追加させて料金を引き上げてきます。
本来は、安く抑えたいという要望を受けてもウェディングプランナーの立場としては、知識の少ないカップルにちゃんと結婚式について説明し、乾杯酒の意味合いを伝えるべきです。
そのうえで、乾杯酒が不要と言われるなら外してもかまいません。
ただ、即決割引だけ全面に出して、その後に割引金額を上回るオプションを追加させて金額をドンドン引き上げる式場は、許せません。
でも、そのような式場もあるのは事実です。
だから、あなた自身がしっかりと知識を付けてから交渉に当たる必要があります。
何の説明もなく、見積もりに乾杯酒が入っていない式場は、警戒しましょう。