コロナの終焉が見えない今こそブライダルフェアに参加するチャンス!?
新婦-困る(溜息)

5月になってコロナが落ち着いたと思ったら、またすぐに再発しちゃった。
来年、結婚式を挙げたいから結婚式場を見学しに行っていいのか迷っちゃう。

ウェディングプランナーウェディングプランナー

コロナは厄介だよね。
感染者はまた増えてるし、ワクチンも効果があるのかどうかも分からないからね。
でも、コロナが完全に収束するっていつになるんだろ?
100%完全に安全になるまで何もせずに家でじっとしていたら、なにもできなくなるって言う逆の不安もあるよね。

新婦-スマホ

そうですよね。
だから結婚式を挙げるかどうかは別にして、ブライダルフェアには参加して結婚式場の見学はしておきたいなって思うんですよ。

ウェディングプランナーウェディングプランナー

賛否両論あるだろうけど、私はブライダルフェアの見学には賛成だよ。
むしろビジネスという観点で考えれば、売上が大幅にダウンしている結婚式場が多い上に、コロナの収束が見えないので、結婚式の日程を確定できないという点から考えても、日程を押さえて即決を迫ってくる方式で強引に契約を取っていた結婚式場にとっては不利な立場だといえる。

だから、結婚式場側よりもお客さん側が圧倒的に立場が強くなっている、今こそブライダルフェアに参加するチャンスだと思うよ。

ちょっとこれを見て。
分厚いゼクシィがめちゃくちゃ薄っぺらくなってるでしょ(笑)

新婦-驚く

うわっ!すご!
めちゃくちゃ薄い!
背表紙の下にあるRecruitって文字が縦書きになってるなんて初めて見ました!

ウェディングプランナーウェディングプランナー

ゼクシィは結婚式場の広告雑誌なんだ。
薄くなってるってことは、それだけゼクシィに広告を出稿する結婚式場が減ったってことだ(笑)
つまり、ブライダルフェアに参加して結婚式場を見学しようという需要が減ってるってことだね。
だから、今こそじっくり見学できるチャンスだと思う!

コロナの終焉が見えない今こそブライダルフェアには参加すべきと思う理由

結婚式場側は万全の体制を敷いている

人生最高の慶事に食中毒なんて発生したら、結婚式場のイメージが最悪なんで、コロナが発生する前から結婚式場は、衛生面には万全の体制を敷いています。

普通の会社なら、毎日掃除しているとはいえ、デスクやパソコンにホコリは積もります。
でも、結婚式に参列した方ならわかると思いますが、チリもホコリも残されていないぐらいにピカピカですよね。
そもそも、『きれいにする』という掃除のレベルが違うんです。

会社や家の掃除:散らかさない&整理整頓すること
結婚式場の掃除:光沢が出てチリ一つ残さないこと

だから、毎日、床やデスクは当然のことながら、窓枠からドアノブ、トイレの洗面台の隅から隅まで、めちゃくちゃきれいに拭き掃除されています。

だからそもそも結婚式場はとても清潔です。
加えて、ブライダルフェアでは、ウェディングプランナーさんはマスクかフェイスシールドを着用し、手のアルコール消毒は必須なので、スーパーで買い物するよりもはるかに清潔で安全ではないでしょうか?

3密にはなりにくい

ブライダルフェアは、以下の3名で回るのが一般的です。

ウェディングプランナー(1名)
カップル(2名)

カップルは隣同士にいるとしても、同じ方向を見ながら話しているためウェディングプランナーと密接して向かい合って、話をすることはあまりありません。

ブライダルフェア_視線の方向

また、他に何組かカップルが参加していたとしても、カップル同士はかなり距離を開けて見学するのが一般的です。

カップル同士はかなり距離を開ける3つの理由
  • 式場や披露宴会場、庭園などをちゃんと隅々まで見てもらうため
  • 会話がぶつかって聞き取りづらくなるのを防ぐため
  • 式場の世界観に没頭してもらうため

特に、コロナで騒がれている現状なら、より一層、距離を開けて見学するはずです。

コロナ不安の中でブライダルフェアに参加するメリット

じっくりたくさんの結婚式場を見ることができる

そもそもブライダルフェアに参加するカップルの数が少ないので、1つの式場をゆっくり見学できます。
また、コロナの終焉が見えないので、見学にかけられる期間も長くあります。
そのため、じっくりたくさんの結婚式場を見学できます。

強引な契約を迫られにくい&断りやすい

結婚式場の見学で嫌なことと言えば、強引な即決を迫ってくることです。

もちろん、経営難で苦しんでいる結婚式場からすると、1件でも多くの成約を取るため、契約を迫ってくるのもある意味やむを得ないということも考えられます。

ただし、コロナがいつ終わるかわからないことを理由にすれば、

困る女性

コロナがいつ終わるかわからないですし、即決しないことにしてます。

と話せばそれ以上のごり押しされることはまずありません。
だから、断りやすいので気軽に結婚式場を見学できます。

譲歩を引き出しやすい

ズバリ言いますが、結婚式場はどこも間違いなく経営難です。
コロナ禍で、勝ち誇っている結婚式場はどこもありません。

だからこそ逆に、コロナでも気にせず結婚式を挙げる予定の場合は、譲歩を引き出しやすくなります。
金銭面でも時間帯の面でもとにかく制約を取りたい結婚式場は、通常では考えられないような希望を叶えてくれる可能性があります。

特に、半年以内ならより一層、譲歩を引き出しやすくなります。

コロナ不安の中でブライダルフェアで契約するときに必ず確認してほしいこと

コロナの影響が長引いたら時期をずらす回数に制限はあるか?

結婚式場としては、とにかくキャッシュが欲しいので、成約したお客さんをあの手この手を使って逃さないようにしてきます。

  • 時期をずらすことはOKだけでも、キャンセルはできない
  • 時期をずらす回数に制限はないけど、キャンセルした場合のキャンセル料は、最大金額で計算する
  • 時期をずらすことも、回数も制限なし

いろんな対応の結婚式場があります。
特に、ご年配の参列者がいる場合は、コロナ禍が収まるまでは安心して結婚式を開催できないでしょう。
だからこそ、時期をずらすのに制限のない式場がベストです。

時期をずらせる場合、料金の支払いは発生するか?

キャッシュフローが厳しい結婚式場は、延期した場合でも、結婚式費用を取りっぱぐれないように、先に半額でもお金を支払ってもらおうと別途特約(同意書)を結ばせようとします。

本当にその式場で開催するのが確定なら問題ないのですが、いくつか問題があります。
結婚式では通常、打合せのたびに金額が上がります

1回目:ドレス
2回目:お花などの装飾
3回目:料理や写真など

この中で特に金額が大きく跳ね上がるのが3回目の料理や写真です。
最初の見積もりの段階でしっかりと本番に合わせた見積もりを出してもらっていないと、結婚式場によってはビックリするぐらいに金額が上がります。

どのぐらいかというと、当初の見積もりの倍以上なんてこともザラにあります。
そこで、不信感が募って解約して他の式場へ、と行きたいのに、特約が足かせになって他の式場に行けないなんてこともあります。

だから、コロナ禍の中でブライダルフェアに参加する際は、

  1. 延期できるかどうか
  2. 延期の回数に制限があるか
  3. キャンセルのルールとキャンセル料について

この3点は絶対にチェックしましょう。

結婚式場が倒産しないかどうかもチェック

上場している大手の結婚式場でも体力的にとても厳しいのに、小さな結婚式場だとお金が回らなくなっていることも事実上、あり得ます。

最悪の場合、倒産します。
実際に倒産している結婚式場も出始めています。

だから、今の時期は結婚式場の写真やドレス、料理にばかり目を向けるのではなく、分かる範囲で結構ですので、決算書やどんな事業を展開しているのかもチェックしておきましょう。

なお、上場企業の場合は決算書がIR情報として公開されています。
営業利益、経常利益がマイナスになっているのは、やむをえません。

あとは、どのぐらい利益のマイナスが続いても倒産しないかを見るために、ざっと次のような項目をみておきましょう。

  1. 資産が負債を上回っているか
  2. 現預金や長期借入金>支払手形、買掛金、短期借入金のバランスになっているか
  3. ブライダル事業以外にどんな事業を展開しているか
  4. コロナ禍に影響を受けにくい事業を展開しているか

かなりアバウトに書いてますが、
要は、次の2点が1つのポイントになります。

結婚式場から出ていく(支払う)金額結婚式場に入ってくるお金、備蓄のお金
ブライダル以外でお金を稼ぐ収益源をいくつ持っているか

コロナ禍に配慮したブライダルフェアを実施している結婚式場

withコロナ結婚式宣言URL:https://note.com/rexitinc/n/nd8594b6045a3

結婚式場は、新郎新婦、ご家族、ゲストの幸せを願いつつも、生き残りをかけて必死です。
私個人としては、コロナ禍なんだからもっと個人に配慮した契約をできるようになるべきかとは思います。

しかし、ビジネスとして結婚式場を経営している以上、会社を倒産させるわけにはいかないという事情も理解できます。

その2つの想いのせめぎあいで、結婚式場と新郎新婦の両者が不幸になっては意味がありません。

そのため、私としては1年半以上先の結婚式の開催を念頭に、結婚式場を見学するのが良いかと思います。

1年半以上先を見越しつつ、ゆっくり結婚式場を見学し、キャンセル期限とキャンセルの回数、規約もチェックしておきましょう。
そして、結婚式の変更期限が近付いてきたらコロナの様子を確認しながら、延期するかどうかを検討する。
もちろん、その際、少額の手付金などは要求されるでしょうが、倒産しない限り、結婚式費用に充当されるならあまり大きな問題にはならないでしょう。

結婚式はいつ挙げても構わないというカップル以外は、現実問題として、結婚式を挙げる予定のカップルがコロナ禍でも取れる対策はこれが最善ではないかと思います。

くれぐれもブライダルフェアに参加して

『1社目割引』
『即決割引』

などの1社目でよくある割引金額に目がくらんで焦って契約しないようにしてくださいね。
結婚式場の割引のルールなんて、あってないようなもんです。

ぜひ、この記事をよく読んでください。

結婚式場のチェックリスト46 ブライダルフェアはここに注意して!