ブライダルフェアの勧誘の断り方を知りたい人
ブライダルフェアで勧誘されないためのコツを知りたい人
ウェディングプランナーの営業・勧誘がしつこい理由を知りたい人
ブライダルフェアに参加した後に営業電話がかかってきたときの対応を知りたい人
ブライダルフェアに参加する前にはまず、こちらのブライダルフェアのチェックリストを読んでから参加してくださいね!
ブライダルダルフェアの勧誘・営業に怯える花嫁
ブライダルフェアって楽しいですね♪
ステンドガラスからやわらかい日差しがはいる厳かなチャペルを見れたり、華やかで天井が高い披露宴会場って見てるだけでワクワクしちゃいます(#^^#)
試食でフランス料理のフルコースを無料で食べられたり、ウェディングドレスを着て撮影までしてもらえたら、もう気持ちがふわぁ~~ってなっちゃいました♪
ブライダルフェアって楽しいでしょう♪
婚礼料理を食べたり、ウェディングドレスを着せてもらえて、しかも全てが無料って他にないですからね!
だから、男性の中には面倒という人もいますが、一度ブライダルフェアを体験するとクセになって何件も回る人もいて、女性以上に楽しんでたりしますからね。
でも、ブライダルフェアでなにか気になることはなかったですか?
そうですね~。
まず、到着してアンケートを書いた後の質問が多かったです。
・挙式の予定はいつ頃ですか?
・時間帯は午前、午後、夕方のいずれをご希望ですか?
・大安や仏滅などは気にされますか?
・人数は何名ぐらいの予定ですか?
・ご予算はいくらぐらいでご検討されてますか?
などなど。
まぁブライダルフェアなんで結婚式に関係のある質問が多かったんですが、まだデート感覚でブライダルフェアに参加してた頃は返事に戸惑いましたね。
そこまで考えてないって言われたら怒られるかもって思って、焦りました。
ぜんぜん気にしなくて大丈夫ですよ^^
ヒアリングの最初で『デート感覚で来たんで右も左も分からないんです』と伝えれば、むしろ結婚式の流れなども丁寧に教えてくれますから。
むしろ結婚式場としては、どんな理由であれ将来を真剣に考えているカップルが足を運んでくれるだけで嬉しいんです。
ところで勧誘はしつこくなかったですか?
ほとんどの式場はビックリするぐらいにあっさりと説明を終えて勧誘もされませんでした♪
だけど、勧誘がしつこい結婚式場もありましたね。
希望日が空いているとプランナーさんが
『ご希望日を押さえておきましょうか?』
と聞いてくることが多いのですが、同じ質問を3回も使って説得してきた時は『あ~、この場で即決(当日契約)させようとしてるな』というのが本当に見え見えで断るのが大変でした。
なるほど。
確かに勧誘のしつこい結婚式場はあります。
実際に、婚姻件数が下がっているので結婚式を挙げるカップルもピークにどんどん減少しているので、結婚式場としては経営を維持するために、なんとかして契約を取ろうと躍起になってるのが勧誘がしつこくなる原因の1つです。
でも、せっかくの楽しいブライダルフェアも強引な営業や勧誘のために行くのを躊躇するとなったら悲しいですね。
だから今回は、契約する気のない結婚式場からの営業や勧誘を気まずくならずに、うまく断る方法をご紹介しますね。
断り方さえ覚えていれば、ブライダルフェアほど楽しくてワクワクするデートはありませんからね♪
ブライダルフェアで勧誘や営業しないなんてありえない
ブライダルフェアでは勧誘をしないということはありえません。
結婚式場も、1組でも結婚式を挙げてくれる数を増やして会社の売上を上げるためにやっているわけで、遊びで行ってるわけではありませんからね。
でも、ブライダルフェアに来てくれた人全員に勧誘するということもありせん。
成約しそうに無い人を強引に勧誘しても時間の無駄ですし、トラブルやクレームの元になりますからね。
じつは勧誘するするかしないかで4つのフェーズに分かれていて、それぞれでフェアに参加したお客さんの反応を見ながらこのまま勧誘するか途中で止めるかを考えています。
まずは、この4つのフェーズを把握しておきましょう。
ブライダルフェアのクロージングまでの流れ
ブライダルフェアの勧誘:第1フェーズは『アンケートとヒアリング』
予算感や結婚式へのイメージを聞いて、お客さんの結婚式のイメージを固めます。
そこで、当式場でイメージどおりの結婚式を挙げられるかどうかを吟味します。
その時に『ガーデンチャペル』を希望しているのに、『荘厳なチャペル』のある結婚式場のブライダルフェアに来るお客さんが、ごくマレにいます。
そういう場合は、絶対に希望を叶えられないのでお互いに時間のロスにならないよう、この時点で式場への勧誘や営業を中止する方向で話します。
ブライダルフェアの勧誘:第2フェーズは『館内見学』
実際に式場と披露宴会場を見学してもらって、イメージどおりかどうかを見てもらいます。
ゼクシィなどのブライダル情報誌、ブライダル情報サイトの写真は想像以上に画像の加工がされています。
写りこんでほしくないビルが削除されていたり、披露宴会場が実現不可能なぐらいに装飾が盛られていたりすることなんてザラにあります。
でも、結婚式場に訪れる人は当然その写真を信じています。
だから実際の式場の雰囲気を見てイメージと違うということはよくあります。
そういう場合も館内見学でイメージどおりか確認して違っていたらっこで式場への勧誘は中止となることが多いです。
ブライダルフェアの勧誘:第3フェーズは『試食or試着』
特に試食です。
式場側は自社の提供する料理に対して自信があっても、必ずしもお客さんも美味しいと思うわけではありません。
とある式場で、ブライダルフェアの試食を食べた際、式場側は『料理にもとても自信があります!』と言っていましたが、実際に食べてみると、
- 質よりも量だった
- 肉は固くて噛み辛かった
- 女性は満足でも男性は満足できないボリュームだった
- 盛り付けがファミレス並みだった
などはよくあります。
料理は、式場の料理の責任者が変わらない限り変えられることではありませんから、ブライダルフェアの料理が口に合わないなら間違いなく結婚式の料理も口に合わないでしょう。
だから、試食が口に合わなかったとハッキリ言われたら通常、それ以上は勧誘しません。
ブライダルフェアの勧誘:第4フェーズは『見積書作成』
見積書の作成まで来ると館内の雰囲気、設備、サービスに満足してもらえて後は料金が予算の範囲内かどうかという点になります。
実際に最初のアンケートの予算感を大事にしながら見積書を作成し、その場でのクロージング(即決)を迫るか、持ち帰って検討してもらうか、料金があまりに予算とずれていたら勧誘を止めるかのいずれかです。
ただ、見積書の作成まで進むと結婚式場側としてもかなり本気で勧誘をしてきます。
でも、ブライダルフェアでは堂々と勧誘を断ってOKという点を説明します。
ブライダルフェアでピンと来なければ堂々と勧誘を断ってOK
まれにブライダルフェアに参加したら契約することが前提と考えている人もいますが、そんなことありません。
イメージや予算と合わなければ堂々と断ってください。
プランナーとしては式場の良さや特長が伝わっていないと考えて熱心に説明しているつもりでも、聞いているお客さん側からすると営業されていると感じることはよくあります。
実際に契約する意図が無いお客さんに対してその場で強引に説得させようと何時間も粘って当日契約させようとする式場はいまだにありますので、注意はしておいてください。
しかし、断り方次第で角を立てずにキッパリ断れますし、見積書を提示してもらったからといって、契約をしなければいけないなんてルールは決してありません。
ただ、最近はTwitterやFacebookなどのSNSで口コミがたくさん広まる時代ですから、契約する気がない人に対して理不尽に契約を迫るような式場は激減しています。
仮にその式場が良かったとしても、フェアに参加した当日に契約する即決は絶対にオススメしません。
20代なら年収に匹敵する高い買い物です。
必ず持ち帰って検討しましょう。
高い買い物を即決してしまったカップルの中には、契約後に『これでよかったんだ』と自分を納得させているだけの方もかなりいます。
実際にいくつものブライダルフェアに参加している人が多いぐらいです。
ブライダルフェアの参加回数
参考:リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2018(首都圏版、関西版)
見ると分かりますが、ブライダルフェアは5社参加する人も10%弱います。
中には10社以上見学する人もいます。
むしろ1社だけで即決する人の割合は
首都圏:23.9%
関西:21.4%
とせいぜい4~5人に1人と、ごく少数です。
また5社以上のブライダルフェアに参加している人の割合は
首都圏:18.0%
関西:17.0%
もいます。
以上から分かるとおり、堂々とブライダルフェアを渡り歩いて理想の結婚式場を見つけましょう。
そのためには毎回、勧誘されることを怖がっていたらブライダルフェアなんて参加できません。
だから、しっかりとブライダルフェアで角を立てずに勧誘を断る方法をご紹介します。
ブライダルフェアでの勧誘の断り方
事前に別の結婚式場のブライダルフェアに行く予定であること伝える
今回が2件目で4件は絶対に回ろうと思ってまして、次に○○式場の見学を予約してるんです。
次に参加する予定のブライダルフェアについて事前に伝えておくと良いことが2つあります。
1つ目は、今日は即決しないだろうという思惑が強くなるので、勧誘は比較的マシになる。
2つ目は、次の式場で同じぐらいの料金を提示されたら、今回の式場に持ってくるとさらに割引をがんばってくれる。
この2点のメリットがあるので次に別のブライダルフェアに参加する予定であることをハッキリと最初に伝えましょう。
ブライダルフェアの後の予定が詰まっていることを伝える
今日は○時から家の用事がありました帰宅することになりますので、その点だけご承知おきください。
ブライダルフェア後の予定についてですが、微妙な違いですが覚えておくと良いのが『何時間後の予定か』と言う点です。
理想は、4時間後ぐらいの予定を伝えるのがベストです。
早めに切り上げたいと思って、2時間後ぐらいだと説明を優先されて試食などをカットされる恐れがあります。
特にブライダルフェアの試食を楽しみに来たカップルの場合は、試食を食べられなければ2時間すら拘束されるのは時間のムダになります。
妥当なブライダルフェアの時間は3時間半ぐらいなので4時間後ぐらいの予定を伝えると勧誘もしつこくなく、試食も楽しめます。
事前に今日は即決しないと明言する
以前参加したブライダルフェアでしつこく勧誘されて泣いちゃったんです。
だから、今日は見学の予定だけで即決はしませんのでその点、よろしくお願いします。
このセリフは男性側が言った方がベストです。
泣いちゃった役を彼女ということで話せばなおOKです。
ブライダルフェアで女性を泣かせるとめちゃくちゃ心象が悪いです。
もちろん契約の可能性なんてゼロになることはウェディングプランナーならよく知っています。
だから、事前にしつこい勧誘をさせないために男性側からこのセリフを言ってもらうことを決めておきましょう。
タイプの違い式場も検討している旨を伝える
ガーデン系とクラシカル系で迷ってまして、今回はガーデン系の御社の式場を見学させていただこうと思って参加しました。
来週にクラシカル系の○○式場も見に行きます。
結婚式場にはさまざまなタイプがあります。
2つぐらいのタイプを検討してどちらにするかを悩んでいる旨を伝えれば、それぞれのタイプごとの違いを説明してもらいつつも、今日は即決しないという意志が伝わるので激しい勧誘はされません。
はじめに雰囲気を見学しに来ただけだと伝えて
初めてのブライダルフェアの参加なんで、ホームページを見て雰囲気の見学に来ました。
特に1件目のブライダルフェアの断り方に有効な回答です。
右も左も分からないままブライダルフェアに参加したという点だけ伝えると、『鴨が来た』と思って逆に勧誘がしつこく激しくなる式場もあります。
だから、『初めて』という点と合わせて、『雰囲気の見学に来た』と伝えましょう。
合わせてこの後の予定も詰まっているという点を伝えておけばベストです。
ブライダルフェアで不満だった点を伝える
ホームページで見たチャペルの雰囲気が実際のカラーとぜんぜん違いますね。
もっと明るくてホワイト基調かと思ったんですが、意外と暗いな~と感じました。
チャペルが不満だったらその場でイメージ通りじゃないとボソッと、しかしハッキリと聞こえるように言いましょう。
設備やサービスなどのどうしようもない点に不満を抱かれると式場としても改善のしようが無いので諦めやすくなります。
もちろん、他でカバーできるならがんばろうとしてきます。
その際は、次のセリフと合わせて話せばOKです。
結婚式で譲れない点が実現できないことを伝える
ディズニードレスは絶対に着たかったんですが、着れないんですね。
残念です。
ディズニードレスはディズニーと提携している結婚式場でないと着ることはできません。
また、披露宴で階段を降りてきたいという場合は、階段がないと実現できません。
こういったどうしても譲れない点が実現できない点が実現できないとなるとまっとうなウェディングプランナーなら諦めます。
あくまで迷っている姿勢を明確にする
悪くないな~とは思ったんですが、ピンと来なかったんです。
だから他の式場も見てから考えます。
特に初めてブライダルフェアに参加する人はよく読んでください。
結婚式場での勧誘がしつこくなる原因の1つが、お客さんの喜び、感動の大きさです。
チャペルや披露宴会場を見るごとに、
『すご~~い!!』
『きれ~!!!』
『かわいい!!』
を連発した挙句、試食で
『美味しい!!』
を連呼すればそりゃあ成約してくれるかもって思います(笑)。
だから、どれだけ気に入っても、感動している感を全面で出さないようにすることです。
事前に頭が痛い、体調が悪いと伝える
ちょっと気分が悪いです。
昨日まで熱があってダウンしてたんですけど、頭痛がヒドくなってきたんで今日は帰ります。
事前に最近まで体調が悪かった旨をさりげなく伝えておきましょう。
その上で、なかなか勧誘が止まらず帰してくれない場合は、体調が悪くなってきた旨を伝えることです。
理詰めで強引にドンドン迫ってくるけど全然興味が持てなくて早く帰りたい時に有効な断り方です。
体調が悪いと伝えても、なお説得してくる場合は、軽くキレてかまいません。
頭が痛いって言ってるじゃないですか!
もう今日は帰ります!
ここまで言ってもなお説得を続けるような結婚式場はブラックです。
まぁそんな式場は今までお目にかかったことはありませんが。。
持ち帰って親と相談すると伝える
親が式場の費用の半分以上を出してくれるんで、私たちでは決定できません。
だから親と相談して決めます。
いまどきの結婚式では親がお金を出してくれる割合は66%と3組中2組は親に援助してもらっています。
だから、自分たちの一存では決められなくて当然です。
ハッキリと出資者は親だからと伝えましょう。
そうすると健全な結婚式場なら納得してくれます。
でも、中には
大人にもなって親の意見がそんなに大事ですか?
とふざけた説得にかかってくるプランナーもいます。
そういう場合は、
当然でしょ!
いくつになっても親は親です!
親をバカにするような式場とは絶対に契約しません!
帰らせていただきます!
と言って帰りましょう。
角を立てずに断るなんて考える必要はありません。
ハッキリと契約しない旨を明言する
すみませんが、式場の雰囲気が思ってたのと違いましたので他を探します。
せっかく色々と説明いただいたのに本当にすみません。
本当にぜんぜんイメージと違っていたらキッパリと断ってもかまいません。
詳しく説明してくれて、館内を案内してくれたことに対しての誠意と謝罪を入れておけば角は立ちません。
ウェディングプランナーもプロですから、キッパリと合わないと言ってくれたほうが気持ちがスッキリします。
何かあればこちらから連絡します、と伝えておく
もし他を検討してやはり御社が良いなと思ったときはこちらから改めてご連絡さしあげますので、電話での連絡は控えてください。
ブライダルフェアの後に電話がかかってくることはほとんどありません。
かかってきてもせいぜい1回ぐらいです。
その電話すらも仕事中で電話を取り忘れていたらもう2度とかかってきません。
まぁ、中には5回もかけてきた式場がありましたが、たったの1社だけです。
だから、電話については怖がる必要はありません。
それでも電話をかけてほしくない場合は、見積りをもらった後に、上記のセリフを伝えて事前に電話がかかってこないように対処しておけば万全です。
でもブライダルフェアが始まる最初に言ってしまうと、真剣度が低いと考えてフェアを短く去れて試食や試着ができない可能性がありますからご注意ください。
ブライダルフェアで成約するまで帰さないそぶりが見えたら
ごくマレにですが、キッパリと成約しない旨を伝えているのに、何時間もかけて成約するまで帰さないような悪質な結婚式場があります。
そんなブライダルフェアに遭遇してしまったら、遠慮はいりません。
警察を呼んでください。
明確に断っているのに、帰してくれなくてずっと説得されているなら監禁されているのと同じです。
トイレに行くなど言ってトイレから警察に通報しましょう。
私も1回だけ人からこういった経験があると聞いたことがありますが、体験したことはありません。
そのため、ほぼ心配する必要はありません。
プランナーが熱心に勧誘してくる3つの原因
お客さんの熱量を把握できない新人だから
疲れている
興味が無い
こんな時のお客さんの目はうつろですから、ウェディングプランナーなら気づかないといけません。
でも、新人のプランナーは結婚式場の良さを伝えるのに必死になって、気づけないことがよくあります。
そういう場合は、熱心に勧誘しているように見えます。
でも、それは説明するのに頭をフルで使っていて空気が読めていないだけですから、ちゃんと疲れていたり、興味が無いことを伝えてあげれば説明は止まります。
自分の成績と給料に大きく関わるから
ウェディングプランナーの成績は、『ブライダルフェアに参加した人の成約率』が全てです。
成約率が高ければ査定は上がりますが、逆に低いと上司から詰められます。
結婚式場によっては、成約率よりもお客さんの希望を叶えられるかどうかを重視していているところもたくさんあります。
でも、特に立地の良い場所にある激戦区のゲストハウスは、売上を上げないと倒産してしまうので、なんとかして成約を取ろうとお客さんの思いよりも成績を重視して説得してきます。
逆にホテルは結婚式以外にも宿泊などの収益源が他にあるのでゲストハウスに比べて勧誘はゆるくなる傾向があります。
またゲストハウスと一口に言っても、勧誘が激しい会社はだいたい決まっています。
だから、ブライダルフェアで勧誘が激しかったなと思う式場があれば、運営元の会社を調べてその系列の式場は避けるようにしましょう。
興味を持ってくれているから押せば契約してくれると思うから
館内の見学や試食で感動してくれると、プランナーとしても成約してくれるかもしれないという期待値が上がります。
そうすると押せばなんとかなるかも!と思って説得してきます。
でも1件目の結婚式場の見学の時などは、始めてみる荘厳なチャペルや天井の高い披露宴会場に感動するなと言う方が無理です。
だから、感動してもいいけど、意図的に顔には出さないようにするというのはとても大切なスキルです。
ただ、感情を表に出さないように心を決めていたとしても、止められないほどの感動が沸き起こってきたなら止める必要はありません。
それこそまさに、ビビっときた証拠ですから、その式場にすべきでしょう。
でも即決はなるべく避けましょう。
感動が翌日まで続く式場こそ本当に運命の式場です。
ブライダルフェアで勧誘を跳ね返す4つの準備
1日に2件以上見学しない
ブライダルフェアは楽しいですが2件行くだけでヘトヘトになります。
だって、1件が3時間半ぐらいなので2件だと7時間です。
移動も含めると往復8時間にもなりますからね。
そのため、1日の最後のブライダルフェアだと、疲労でクタクタになってしまうので思考がうまく働かず、ウェディングプランナーの勧誘にも疲れて承諾してしまう可能性が大きくなります。
だからブライダルフェアは1日1件を原則としましょう。
体調の悪い日はいかない
風邪を引いたり、夜勤明けの疲れた上体でブライダルフェアに行くのもおすすめしません。
理由は前述と同じです。
頭がボーっとしてよく理解していないまま即決して契約書にサインしてしまうことがあるからです。
とにかく疲れていると、早くその状態が逃れたいという心理が働いて、帰るために契約書にサインするという本末転倒なことになりがちです。
だからどうしても体調が悪い時は一緒に行く相方にしっかり聞いてもらって断るようお願いしておきましょう。
カップルのどちらかが嫌がる役を決めて話を合わせておく
カップルでブライダルフェアに参加した場合に本当に感動したならそれでOKです。
でも、途中から勧誘がしつこく説得が長くなってきた場合に備えてどちらかが即決を嫌がる役を決めて話を合わせておきましょう。
カップルで参加すると、どちらかが止めてくれると期待しても結局どちらも止めてくれず、勧誘に負けてしまいます。
王様・お姫様待遇をしてくれることに引け目を感じない
ブライダルフェアに一度でも参加すると分かりますが、まるでホストクラブのように丁寧に紳士的にお姫様待遇をしてくれます。
でも当然ですが、それは契約を取るためにやっているだけということを忘れないでください。
ブライダルフェアではどこに行っても丁寧に対応してくれます。
特に成約率が高くお客さんの扱いに慣れている式場では、名刺を渡す時に片ひざを付いて目線を腰の高さまで落として挨拶をしてきます。
たったそれだけのことで心が躍ってしまいますが、勘違いしないでください。
全部、分かっててやってることです。
だから、『こんなに丁寧に紳士的にお姫様対応してくれているのに断ったら申し訳ない』など考える必要は微塵もありません。
むしろやたらとお姫様対応してくる式場には警戒しましょう。
ブライダルフェアでの勧誘の最終目標をチェック
即決してもらうことを目標にしているブライダルフェアは注意
ブライダルフェアでは、即決してもらうことを第一目標にしている式場もあります。
そういう式場は、最初から『即決させよう』という意欲が見え見えです。
即決する気はありません
と言えば、
どうしてですか!?
ほとんどの人は1件目で決めますよ!
などと押してきます。
だからちゃんとスルーしてください。
即決を急ぐ会場ほど、『無料での仮予約』がありません。
つまり、仮予約で5万から10万円のお金を支払う必要があり、キャンセルしても戻ってこないのです。
だから、即決を進めてくる式場は絶対におすすめしません。
無料の仮予約かクーリングオフがあるかチェック
気に入った会場で無料の仮予約があるなら、やってもかまいません。
その際は、仮予約の期間はいつまでかをキッチリ確認しましょう。
基本的に結婚式場はクーリングオフの制度がありません。
300万円以上するような高額なサービスなのにクーリングオフ制度がないのはおかしいとは思いますが、法律の適用外ですから、決して焦って契約しないようにしましょう。
ただ、ごくマレにクーリングオフを独自で行える式場もあります。
そういう式場はとても紳士的なので信用に値する式場と考えてOKです。
ブライダルフェアでクロージング前に使うセリフに注意する
ブライダルフェアではいきなりクロージング(契約)を迫ってくることはありません。
必ず反応をうかがうためにジャブを入れてきます。
その特徴的な質問が次の2つです。
どうでしたか?
●●があることはマスト(絶対必要)ですか?
特に『●●は絶対に実現したい』と告げた後に2番目の質問『●●があることはマスト(絶対必要)ですか?』が来ると、ここでNOと言えば、勧誘はさらに強くなります。
反応を確認され出したらその後の勧誘は本気モードになります。
だから自分のイメージと違ったり、雰囲気がピンとこなければマストでなくても『YES』と回答してそれ以上、勧誘されないようにしましょう。
その他にも、良いイメージを確信させる質問が出てきたら誘導を狙っています。
式場のどういった点を気に入ってもらえましたか?
この質問は、回答する者に『式場の良かった点を再確認させる質問方法』です。
そのため、お客さんに自分の口から良かった点を再確認させるので、お客さん側も空気を読んでプランナーが好みそうな回答をすると、『自分でも気に入っているかも』という錯覚を起こしやすくなります。
だから、聞かれていなくても『良い点』と合わせて『気に入らなかった点』も口に出すようにしてください。
ピンとこない場合は直感を大事にして契約は無い旨を伝える
ピンと来ないな~
なんかプランナーさんがやだな~
そう思ったときは直感に従ってください。
たいていの場合、その直感は正しいです。
考えてください。
なんかやだな~と思ってそれを押し殺して契約したとすると、結婚式が終わるまでずっとプランナーさんと顔を合わせることになるんですよ。
不快感を感じるとそのまま不快感が継続します。
そして、不快感を感じるのは自分の心の琴線に触れるような嫌な出来事や発言があったことを無意識で感じているからこそです。
だから直感はバカにできません。
ウェディングプランナー丁寧に説明しただけでも営業や勧誘と思われる
これまで色々と話してきましたが、ウェディングプランナーとしては、お金のためだけに成約を取ろうなんて思っている人はほとんどいません。
むしろ誰もが皆さんの幸せな結婚式を実現したいという熱い想いを必ず持っています。
だから自社の結婚式場の良さやサービスを丁寧に説明して理解してもらおうと努めています。
でも逆にお客さん側からすると、そういった丁寧な説明が
くどくどと営業された
しつこい勧誘で疲れた
という印象を持たれてしまいがちなんです。
ブライダルフェアは結婚式場を紹介して成約をもらうためのイベントだということを忘れないようにしてください。
ウェディングプランナーさんの真摯な気持ちだけは分かってあげてください。
だから、結婚式を挙げるつもりが全然無いのにブライダルフェアで美味しい料理を食べることだけを目的として参加するのはぜひやめてあげてください。
参考:ブライダルフェアの荒らしはやめて!
ブライダルフェアに参加するなら考えておきたい5項目
ブライダルフェアを楽しみながらも予算内で自分たちの理想の結婚式を実現できるかどうかをきちんと知りたいなら最低限次の5項目はふわっとでも良いので考えてからフェアに参加してください。
招待したいゲストの人数
招待する予定のゲストの人数を概算でも良いのでざっくりと考えておきましょう。
式場の雰囲気や立地がいくら理想的でも、結婚式場の広さやキャパシティでは実現できないかもしれません。
そうなったら参加する意味がありません。
特に都心のレトロなビルでの結婚式の場合、最大でも50人という式場があります。
そうなると80人のゲストを招待したくても、現実問題として不可能です。
だから、人数はザックリと検討しておきましょう。
結婚式をする予定の希望時期
結婚式の料金は時期によって価格が100万円単位で変わります。
例えば正月や8月のお盆は閑散期ですから料金はずっとやすくなります。
逆に5月、10月、11月は天候も良い日が多いので誰もが結婚式を挙げたいので繁忙期になり価格は高くなります。
また、1年後に開催するのか、3ヵ月後に開催したいのかでも料金は変わってきます。
ちなみに3ヵ月後だと結婚式場としても、もう挙式の予定を入れられないと思っていたところなので料金はグンと安くなります。
時期によって料金が大きく変わるので、同じ人数と内容でも見積り金額は大きく変わりますから時期だけはある程度考えておいてください。
結婚式にかけられる予算の上限
結婚式の予算なんて難しいですよね。
だから1つの計算式を覚えておいてください。
それは、次のような計算になります。
人数×5~6万円
60名だと300万から360万円ぐらいになります。
見積り段階でどれだけ安くしても結果的に理想とする結婚式を挙げたいならこれだけの料金になることはほぼ間違いありません。
逆に、あまりにも安い予算感を提示すると、結婚式場は必要なサービスを除いて安く見せるような見積書を提示してきます。
でも、その後に料金が急上昇して騙された気分になってお互いが不幸になります。
だから、見積り段階の金額は参考にせず、現実的にどれぐらいの金額になるのかをしっかりと考えておきましょう。
結婚式の雰囲気のイメージ
- 可愛らしさ
- お姫様っぽさ
- 上質さ
- 豪華さ
こういった結婚式のイメージを頭の中に持っていてください。
よく分からなければ、
シンデレラの舞踏会のような結婚式がいい!
と伝えてもかまいません。
要はプランナーの頭の中でしっかりと結婚式がイメージできるようにすることです。
すると、
そもそもその結婚式場でそれが実現できるのか?
また実現するための現実的な予算はいくらか?
を考えた提案をしてくれます。
まっとうな結婚式場ならそれが不可能な場合は、ちゃんと説明して他の式場を紹介してくれることもあります。
希望の会場の雰囲気
- ガーデン系
- お城系
- 高層の眺め
- クラッシック
- 自然な感じ
会場の好みの雰囲気は人それぞれです。
そして、カップルなら新郎と新婦で希望のイメージが異なることもよくあります。
ただ、それぞれが希望の雰囲気をしっかりイメージしておけば、
チャペルは新郎の希望通りに、
披露宴は新婦の希望通りに、
といった柔軟な対応をした提案ができます。
ブライダルフェアの勧誘の断り方を身に付ければ無料で楽しく美味しい時間が過ごせる
美味しいフランス料理を楽しめます。
キレイなドレスを着てお姫様気分を味わえます。
冷静な判断で後悔のない結婚式場を選べます。
ないより人生で最高の思い出になります。
想像してみてください。
みんなが笑顔であなたの幸せを祝福してくれる。
フラワーシャワーが降り注ぐ中、手をつないで二人が歩いて行く様子を。
人生でたった一度だけのあなたたち2人だけのための笑顔と光しか見えない時間と空間です。
フラワーシャワーの中からの光景は何十年たってもあなたの何よりの思い出になります。
ブライダルフェアで人生に一度の結婚式を最高の思い出に変えよう!
そんな幸せな思い出を作る第一歩がブライダルフェアです。
ブライダルフェアの申し込みは2分あれば完了します。
私もいままでいくつものブライダルフェアを体験してきましたが、実際に激しい勧誘を受けたのは1社だけでそれ以外はびっくりするぐらいにあっさりしたものです。
ブライダルフェアに参加したら絶対に申し込まないといけないなんて思う必要は全くありません。
細かい日程など決まっていなくてもかまいません。
まずは気になった結婚式場のブライダルフェアを体験してみて、結婚式場の雰囲気を楽しんでみてください。